Nobu's blog トレード日記

子育て日記としてスタートしましたが、子供が大きくなってくるとネタも少なくなってきたので路線を変更。FX、為替関連の中心に書いていきます。タイトルもトレード日記に変更。

カテゴリ:教育 > 幼児教室・教材

先週もベネッセからDMが送られてきたことは書いたばかりですが、昨日のまた送られてきました。しかも今回は内容がひどい。入学前の子供の不安を煽るようなものになっているのです。

おおまかなあらすじはこうです。コラショとキッズとラッキーの3人に加え、小学校入学を間近に控えた子供たち3人が、不思議な鏡の向のちょっとだけ未来の世界を冒険するのです。そこには小学校に入学した自分たちの姿がありました。子供たちは小学校に入ってもうまくやっていると信じていたのですが、そこで見た姿は自分が思い描いていたものとは違ったのです。

一人は朝が起きれず遅刻する自分の姿を目撃します。一人はカタカナの書き順を間違えている自分の姿に落胆します。そしてもう一人は計算が出来きない自分の姿を見ます。3人は自分の想像とは違う小学校生活を送っている自分の姿を見てショックを受けて元の世界に戻ります。

元の世界に戻った子供たちはどうすればいいのだろう?と悩みます。そこで間髪入れず「チャレンジ1年生をやれば大丈夫」となるのです。チャレンジに取り組むことにした子供たちがもう一度鏡の向うに行ってみると、遅刻もせず、カタカタもバッチリ、計算もバッチリでテストも100点。「カッコいい1年生」になった自分たちの姿を見るのです。

今まではどちらかと言うと親の不安を煽るようなもので、その対象はあくまで親でした。それが今回は子供に向けられているのです。小学校入学を控え、期待に胸を膨らませつつ少し不安もあるであろう子供達に、直接的に不安を煽り教材を勧めるようなやり方は許容されるものではありません。もし玩具やゲームでこのような表現でCMをすればクレームの嵐だと思います。教育目的であれば許されるのでしょうか?私はそうは思いません。またむしろ、教育上もこのような勧誘方法は悪影響を及ぼすと思うのです。

まず、学びに対する動機付けとして不安を煽るというやり方に疑問を感じます。もし、子供の教育を真に考えるなら、自ら知的好奇心から学びたいと思うようにしむけるべきです。なぜならば、そうでなければ長続きしないからです。このDMのような動機付けではテストで100点取ることが目標になったり、他人に認めてもらうことが目的になってしまうと思うのです。そういう方法ではいつか息切れしてしまいます。

このような勧誘方法では、教育を事業の中核と据えながら、真に教育を考えるのではなくあくまで商売優先というイメージを持たれてもしかたありません。

先日も紹介した記事によるように、ベネッセ自身も、ここのところの会員数の落ち込みからDMにも問題があることに気付いているようです。

商売である以上、利益を出すことは大事でしょうけど、利益ばかりを追い求めると顧客が逃げていくこともあります。教育も時代の変わり目を迎えています。教育業界の巨人には是非その先頭に立って変えていっていただきたいと思います。そのためにもチャレンジタッチはiOSや一般のAndroid端末でも使用できるようにしてもらいたいものです。

定期的にまるで会報のように送られてくるチャレンジのダイレクトメールですが、今月は息子のチャレンジ1年生に加え娘のしまじろう年少準備号が送られてきました。いつもながら親の不安を煽るようなことが書かれているのですが、今回は「学校説明会がもう終わった人も、まだ行ってない人も必見!」ということで、各学校ごとの入学説明会が本格化する時期に合わせたものとなっていました。

そして入学後に落ちやすい3つの落とし穴についてマンガで話が進められていきます。あらすじとしては学校説明会に参加した母親が、途中夢の中に入ってしまい、そこで数ヶ月先の子供の様子を見て愕然とし、どうするべきか?と不安になるというものです。何に愕然としたかというと、 入学前の準備が不十分だったために①文字が上手くかけず、②作文も書けない、そして③計算でつまずいてしまい、最後は子供が「勉強つまんなーい」と言って目が覚めるのです。これが3つの落とし穴だそうです。

さらに追い打ちをかけるように、そうした落とし穴については「学校説明会では言われないかもしれません。」と続くのです。

私もつい先日学校説明会に行ってきたのですが、そこでは入学後の持ち物や提出書類などの事務的な話が中心で、学習面については唯一、説明というよりはお話として「4月に入学した1年生も6月くらいまでにはひらがなをひと通り学習して、2月の今頃には作文も書けるようになっています。」なんていう話が出た程度です。

このダイレクトメールでは、その学校の話に安心してはいけないというのです。確かに備えあれば憂いなし。準備万端で望むことは悪いことではないでしょう。しかし、だからといってチャレンジさえやれば問題が解決するわけではないのです。

まず1番めの文字について。DMでは「正しい書き順が大事だ」と言っています。その通りです。しかし、書き順さえ覚えればよいというものではなく、当たり前ですが、何度も書いて練習することで上達していくものです。入学前だろうと、後だろうと継続的に何度も書くしかありません。

そして2番目の作文。「は」と「わ」の使い方がわかっていないと作文が書けないと言うのです。しかし、そんなものはただ覚えればいいだけで、いつか理解します。チャレンジ側もそれをわかっているのか親の心配点として表現力を挙げているのです。「表現力はすぐには身につかない」と言ってるのです。その通りなのですが、表現力は「わ」と「は」の違いを理解することとは全く違います。

表現力を身につけようと思えば、国語力的には語彙力がなければ始まりません。そしてその言葉の意味を理解するには実体験を元にしたところから広げていかないと簡単には身に付きません。また、表現を豊かにするには観察力や着眼点の付け方など、国語以外の部分が重要です。国語力は表現するための手段です。そもそも表現したいものがなければ何も書けません。作文として字にする前に、日常の会話の中でそうした表現力を身に付けられるよう子供の話を聞いてあげるべきではないでしょか?

そして3番目の計算。1年生の最初の難関が繰り上がりの計算だというのです。確かにそうでしょう。しかし、こういうものはあくまでテクニックです。数の概念がしっかりと出来上がっていれば小学校に上がってからでも十分に間に合います。机の上でいきなり算数を勉強するよりも、日常生活の中にある数字を意識することで数に馴染む方が理解も早いと思います。例えば買い物に行った時には自分のお菓子は自分で払わせてみてお釣りをもらってみたり、数字にまつわる体験を積むことが大事です。

ベネッセもこの辺りの商売っ気をもう少し抑えてもらえるといいんですが、教材売るためなら何でもありという感じがしてついつい色々書きたくなってしまいます。

ちなみに私が考える小学生になるまえに身につけるべきことはこちら

また、学習面より手強いのが早寝早起きなどの生活習慣だったりします。我が家も例外ではないのであと2ヶ月はそうした生活のリズム作りを重点的にやらねばと思っています。

今月に入って3回目のダイレクトメールです。小学校入学前の子供をターゲットにこれから4月までは猛アタックが続くのでしょうか。ベネッセ内部でも過度のDMが一部の保護者の不興を買っていることに気付いているようなので、来年度以降もこのペースで来るのかはわかりませんが、私としてはこのペースを守ってもらいたいと思います。

なぜなら。今月届いた3回のDMのうち、2回はDVDとサンプル教材が付属していました。こうしたサンプルは今までも定期的に届いていたので、最近は子供たちもすっかり慣れてしまってサンプルだけで十分満足しているようなのです。

特に、DVDの方は本来のターゲットである今年小学生になる息子よりも3才半の娘の方が食い付いていて、DMが届くと「パパありがとう」なんて言って私がくれたものと勘違いしてくれているのです。娘はしまじろうも大好きで、Youtubeにアップされている動画を繰り返し見ています。 

こうして考えると、ベネッセのDM攻勢は保護者の不興を買うだけではなく、子供たちの物欲まで満足させてしまい、販促としては大失敗です。

また、保護者目線で見てもベネッセから送られてくるDMには今の学校ではどのような教育が行われているかなどの読みどころはあります。親世代が受けた教育からは変化しているので、その様子を知ることができます。注意すべきなのは、その帰結としてチャレンジをやるかどうかまた別問題です。もちろんやってはいけないというものではないので、考えた結果やることは良いでしょう。しかし、向こうも宣伝ですから色々と不安を煽って自分のところの教材を取ってもらうためにあちらコチラに導線を引いてあります。

例えば今回送られてきたDVDの最後には、「今すぐ申し込み用紙を持ってお母さんのところに行こう」みたいなことを言って終わります。しかも頑張れば沢山のおまけがもらえることを強調してからその言葉を持ってくるので、それを見た子供の中には、もともとの学習のことなんか忘れて「ママこれやりたーい」なんて子がいても不思議ではありません。 

ここのところ私のブログもベネッセねたが続いていますが、その都度指摘しているのは、決してコンテンツが悪いとは思いません。長年のノウハウの蓄積もありますし、しまじろうやコラショといったキャラクターも子供たちの心を掴んでいると思います。

だからこそ、こうしたビジネスを全面に押し出した勧誘や、子供をおまけで釣るようなやり方に反発するのです。 

ここまでdisっておいて最後にフォローすると、うちの子はいつもサンプル教材を楽しそうにやっています。今回はひらがなの濁点がテーマだったので、゛を付けると変身する言葉として「さる」→「ざる」とか「まと」→「まど」などが問題になっていました。「変身」というところにバッチリ食い付いていました。そういう細かい部分で子供の学習意欲を刺激する工夫がされていると思います。

というわけでこれからも引き続きDMを送っていただきたいと思う次第です。 

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