4月後半から続いた不調からようやく抜け出せました。この間、何が悪いのか色々と考えながら試行錯誤してきました。まずはメンタルに問題があるのではないか?と。そしてトレードスタイルが自分に合ってないのではないか?と。しかし、そこで講じた対策は一時的な効果があったものの、結局は元に戻ってしまい根本的な対策にはなってなかったようです。

確かに焦りはあります。しかしなぜ焦るのか?利益が出ないから?利益が出ないのはなぜか?相場が見えていないからでです。なぜ見えていないのか?相場が難しい局面だから?北朝鮮リスクやロシアゲートのせい?いえ、自分の相場の見方に問題が生じていると考える方が妥当です。

かつて見えていたものが見えなくなっている。自分の手法が通じなくなったのか?いえ、そうは思えません。あとから振り返れば相場の動きは常にテクニカルに沿ったものです。ただ単に事前に気づくことができなかっただけです。

とすれば、やることは一つ。基本に立ち返り一つ一つ丁寧に確認していくこと。

そこでメモを取ることにしました。トレードノートの一種だと思いますが、今回の場合は売買記録ではなくトレード中の相場観を書き出していくというものです。一定時間ごとに全ての時間足をチェックし、上昇なのか下降なのか揉み合いなのかを確認します。これまでもトレード中に常に行っていたことなのですが、頭の中だけでやっていたことを実際に書き出してみたのです。そしてそこにその時点での自分の相場観もメモしておきます。ここで言う相場観とは思い込みによるものではなく、各時間足をチェックした結果に対するものです。思い込みを排除し、チャートをフラットな心で見た結果を書き留めておくのです。その他にもイベントやニュースなど気付いったことがあればメモしておきます。

これは効果てきめんでした。見えなくなっていたものが急に見え始めたのです。それもかつて見えていたものと同じ景色が。忘れていたものを思い出した感覚です。

調子が良いときは頭の中だけでも情報を整理できていたものが、一度調子を崩すと全くできなくなっていたのです。実際に文字に書き出してみることで見落としや忘れたりすることがなくなりました。

相場が見え始めると自然と焦りも消えました。たとえ利益が出ていなくても焦ることはありません。なぜならその時はチャンスではないからです。また、チャンスを逃したとしても悔やむことはありません。次のチャンスを待てばよいだけですから。いつからか忘れてしまったこのような感覚を完全に取り戻すことができました。

私はトレードにおいてメンタルは非常に重要な要素だと考えているのですが、メンタルを安定させるためにはシステムに落とし込まなければならないとも考えています。ノートをつけるというのもその一つなんでしょう。

ちなみに、売買記録については私もこれまでにも取っていますが、こちらはどちらかというとトレード手法を構築していく上で重要ですが、ある程度確立してしまうと調子の良し悪しをチェックするためには必要ですが重要度は下がってくると思います。

トレードノートに関しては多くの人がその重要性を説いています。ただ、その内容や活用方法についてはトレーダーの成長レベルやトレードスタイルなどによって変わってくるものなんだなと思いました。トレード手法と同じで自分なりのものを見つける必要があるんだなと。

先にも述べたように、私はトレードにおいてメンタルを重要視しています。どんなに分析をしても最後に指を動かしてマウスをクリックする瞬間は「ここで動く」という直感によるものだからです。そこを突き詰めていくうちに少し分析が疎かになっていたかもしれません。最後の直感を働かせるためには入念な分析が必要であるということを思い出しました。そのためのトレードノートの大切さを知ったのでした。