初心者トレーダーの多くが悩むポジポジ病。私も長いこと患っていました。今はすっかり鳴りを潜め再発の恐れはほとんどない状況ですが、なぜ人はポジポジ病になるのでしょうか?ポジポジ病とはどのようなものなのでしょうか?その正体を探りながら対策まで考えてみたいと思います。

まず発症事例ですが、よくあるパターンとしては大きな損切りをした後に発症する例があります。大きな損切りをすると、当然それを取り戻したいという気持ちが発生します。 そのような気持ちが先走り、とにかくポジションをとってしまう。しかし相場は非情です。そんな時に限って取ったポジションと反対方向に動くのでまた損切り。ロングがダメなら次はショートと往復ビンタをくらいながら何度もエントリー。ダメだと思っても止まらない。こうなると重症です。

後で振り返って気分が滅入ってしまいます。そして思うのです。メンタルが大事だと。

しかし果たして本当にポジポジ病の克服にメンタルの改善が必要なのでしょうか?確かに、上記事例での発症のキッカケは「損失を取り戻したい」というメンタル的なものです。大きな損切りをした後の気持ちの切り替えという面ではメンタル的なアプローチも必要でしょう。

しかし、ポジポジ病の根本的な原因を探っていくとメンタルよりも技術的な問題点を抱えてることが多いのではないかと思います。少なくとも私の場合はそうでした。

技術的な問題とは何か?それはエントリールールです。

ポジポジ病を発症する人は自分のエントリールールを明確に定義できていないんだと思います。

エントリールールが甘い人は通常のトレード時でも含み損を抱えることが多いのではないでしょうか?エントリーするとすぐ反対に動いてしまって含み損を抱えてしまう。そんな経験が多いとすればエントリールールが甘い証拠です。見直した方がよいかもしれません。

もしエントリーに厳格なルールがあり、それを守ることに徹すれば、例え大きな損切りをした後でもすぐにポジションを取ることはないはずです。

このように考えてくるとポジポジ病とは、もともとエントリールールの定義が不十分な人が、大きな損切りなどで精神的に不安定な状態に陥ったときに不用意なエントリーを繰り返す症状だと考えることができます。

すなわちポジポジ病の根本的な原因はメンタルにあるのではなく、エントリールールという技術的な問題にあると言えるのです。

しかし、「厳格なルールを守ることに徹する」と言うとメンタル的な強さを求められているような気がしてしまいます。やはりメンタルではないか!と。

だから私は「エントリーのルール」という言い方を「自分の得意な形」と呼んでいます。ルールはトレーダー自身が守るものですが、形は相場が作るものです。自分ではどうすることもできないので「自分の得意な形」が形成されるまで待つしかないのです。このような心構えを持つことができると、自然とポジポジ病は消えていきます。

言葉の使い方ひとつで相場への向き合い方も変わるので、これもメンタル的なアプローチなのかもしれませんが、ルールを守る強いメンタルが必要なわけではありません。

大切なことは「自分の得意な形」を知ることです。

ちなみに私の場合は「自分の得意な形」の追求が先にあって、その結果としてポジポジ病も自然と克服できました。 

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